2024-04-06 コレクション その53(古いポストカード) オオアリクイ 古いポストカードです。ヤフオクでだいぶ前から出品されていたもので、入札しようかどうしようかずーっと悩んでいたのですが、思い切って入札し購入した品です。詳細はわかりませんが、おそらく戦前の物だと思われます。※ちょっと血生臭い絵が描かれているので、苦手な方は以下の画像はご覧にならない方がよろしいと思います。ご注意ください(うっかりご覧になってしまわれぬよう、広めに余白をあけておきます) オオアリクイが獰猛な大型肉食獣に襲撃され、今まさに生きるか死ぬかの死闘を繰り広げている…!一見すると鬼気迫り来るような素晴らしいタッチの絵なんですが、下の方に書かれている説明文を読んでみると… 【大蟻喰と阿弗利加豹ピユマの闘争】疾風迅雷ピユマの襲撃 風なまぐさきアフリカの原野んん〜〜!?ピューマの別名は「阿弗利加豹(アフリカ豹)」ではなく 「アメリカライオン」 。博物学者の南方熊楠は「亜米利加獅」や「米獅」と書いたとか。でも一番大切なことは、そもそもピューマもオオアリクイもどちらもアフリカ大陸には生息していないということです。うーん、惜しい。 このポストカードが手元に届いた時、あまりの迫力に打ちのめされ、これはとても100均で売られているようなフレームには合わないなぁと思い、イメージに合ったフレームをネットで探し求めてこちらを購入しました。我ながらなかなか良い選択だったのではなかろうかと思っております。でも…そこまでこだわってみたものの、冷静に考えたら気軽に部屋に飾れるような類の絵ではないんですよね。この凄惨な弱肉強食の世界。私には貴重な名画でも家に遊びに来たお客さんがこの絵を見たらほぼ確実にドン引きされることでしょう。なので日常的に飾ってはいませんが時々引っ張り出して来て眺めてはこの絵を描かれた方の想像力(おそらく想像で描かれたものですよね…)の豊かさに感嘆のため息をつくのでした。まさに名画です。