本当は色がキレイなマスカットを使うべきなんでしょうけれど、
さすがに マスカット様 は庶民には高根の花…… (泣
なので、ちょうどお買い得になっていたこちらで代用しました~~。
「ブラックビート」という品種だそうで、ピオーネの親戚にあたるとか。
おお、ピオーネの親戚ならきっと美味しいはず!
シェルパティーはその名の通り、登山における案内人の「シェルパ」たちが
過酷な仕事の疲れを癒す目的でブドウ(おそらくは山に自生しているブドウ)を
紅茶に入れて飲んでいたことに由来するとか。
なので本来はマスカットでも巨峰でもなく、山に自生している酸っぱいブドウ
だったと思われます。なのでこれは私の勝手な推測ですが、疲労回復という大切な
役割の他にも野生のブドウの強い酸味に眠気覚ましとしての意味も持たせていたの
ではないか… などと想像を巡らせました。
作り方は他のフルーツティー同様ブドウ2粒をそれぞれ半分に切り、少し潰して
茶葉と一緒にポットに入れて蒸らし、さらに1粒をこれまた半分に切ったものを
温めておいたカップの中に入れて白ワインを少量かけておき、出来上がった紅茶を
注ぐという簡単なものです。
茶葉はいつものセレクティーの「キャンディー クレイグヘッド茶園BOP」でも
良かったんですが、今回は同じセレクティーの「ジャワティーブレンド BOPF」を
使って淹れてみました。若干キャンディより水色が暗いかなーというぐらいで、
味も香りもキャンディに負けず劣らず美味しかったです。
こちらの方がキャンディより価格もお安いのでアレンジティーやフルーツティーに
いろいろ変身させられるのでそれらの練習用?としておススメです。
メール便ですぐに送って頂けるので本当に助かります ♪
あらら… 沈んでしまいました! 結構沈むフルーツ多いような。
ここは カップもブドウ繋がり で楽しんでみました。
ポットに入れる際軽くつぶしたのですが香りはあまりしませんでしたね。
でも、面白いことにブドウの持つ 甘みはかなり強め に出ました。
これならお茶には甘みをつけなくても良かったかもしれません。
やはり生のフルーツを使った紅茶は市販のフレーバーティーとは異なるもので
「雰囲気」を楽しむもの なんですね。見た目重視というか…
実際にいろいろ作ってみた結果、飲む時までフルーツの香りが鮮やかに残っている
ものは柑橘類とりんご、イチゴ、キウイぐらいで、その他のフルーツは香りがかなり
薄まってほとんど感じられませんでした。
逆に言うと市販のフレーバーティーには 大量の香料 が使われているものが
如何に多いかということを実感できます。
ところで皆さま、一般的に「フレーバーティー」と呼ばれているものには実は
3種類ほどあるのを御存知でしょうか。
フレーバーティーの種類
●フレーバーティー●
「フレーバードティー」とも呼ばれる。
茶葉に香料を吹き付けて乾燥させて作られるもの。
使用されているのが香料のみなので安価で提供されている。
●ブレンデッド●
花やフルーツの果皮、果肉等を乾燥させたものを茶葉に
ミックスしているもの。ややお値段お高め。
●センテッド●
茶葉が本来持っている「匂いを吸収しやすい」特徴を生かし、
材料の香りを吸着させて作る方法。
香料を吹き付けたりせずに茶葉本来の特性がそのまま生きるため
高級な茶葉を使用しても茶葉そのものの味わいを邪魔しない。
とても高価。
ひとことでフレーバーティーという括りにされていますが
いろいろあるのですねぇ。
この定義で行くと、フレーバー系の充実しているルピシアの茶葉の多くは
ブレンデッドということになりそうですね。
センテッドは…… たぶんまだ私は飲んだことがないと思います。
フレーバー系はぶっちゃけ苦手な物も多くあまり詳しくないので、
どこのブランドの何という銘柄がそれに当たるのかさえも分かりません(汗