先月、町田まで出る用事がありました。
朝、それもかなり早い時間帯だったので、まずは先に用事を済ませた後で
ゆっくり食べようと思い朝食はとらずに家を出ました。
ところが、私が予想していたよりもだいぶ早く用事が済んでしまい、時計を
見るとまだ9時半にもなっていません…
でも、さすがにお腹が空いたので近くで開いていた星乃珈琲店へ。
やれうれしやとカフェインレスコーヒーにサラダとパンケーキのモーニング
セットを食べていると、ふと、そういえばすぐ近くの小田急百貨店で英国展が
開催されていることを思い出しました。
その日は運悪くかなりラフな服装で来てしまっていたので少し悩みましたが、
英国展に足を運べばスコーンとクロテッドクリームが買えるかも!…と。
いざ、覚悟を決めたら恥ずかしさもなんのその。
コーヒーをちびちび飲む作戦で開店の10時まで粘って、GO!
念願のクロテッドクリーム、やっと買えました。
しかも本場の「ロダス」のクロテッドクリームです。
冷凍状態で売られていたので、まずは自然解凍。
でもなかなか全体がやわらかくならず、ぬるま湯を張った深皿に少しの間だけ
容器を浮かせることで(これも湯煎なのかな?)柔らかくしました。
表面のこの黄色い膜は「クラスト」と呼ばれるものだそうです。
脂肪分の高い良質な生乳を使用しています、という証明なのだとか。
お茶は先日娘が横浜に遊びに行った時におみやげにくれた「霧笛楼」さんの
ひと口飲むと思わず背筋がスッと伸びてしまうような気品を感じる
味わいで、香りも水色(すいしょく)も良い感じです。
既にストレートで飲んでいたので、今回はミルクティーにしました。
紐の部分がかなり短いのでおそらくティーカップ専用なのでしょうね。
マグカップやティーポットで蒸らすには根元から切るしかなさそうです…
霧笛楼は「横濱煉瓦というとっても濃厚でリッチな味わいのチョコレート菓子が
手みやげに人気なのですが、この紅茶も合わせて贈ると一層喜ばれそうです。
個包装のパッケージも綺麗ですよね。
同じく英国展の会場で購入した「スーザン」のプレーンスコーンです。
クロテッドクリームといちごジャムを載せて戴きました。
セオリー通り、真ん中の「狼の口」と呼ばれる部分から2つに割って…
と思ったら「ボロッ」。変な割れ方になってしまった(汗
気を取り直してクリームを載せようとしたら「ボロボロッ」。
そんなに力も入れてないのに崩れてしまった(滝汗
ああ〜「これまで食べて来たスコーンの中で一番デリケートで賞」進呈!
もうこれ以上割って食べるのはキケンなので、2つに割った物にそのまま
クロテッドクリームとジャムを山盛りにして慎重にゆ~っくり食べました。
スーッと溶けるクロテッドクリームは、予想に反しあまり己を主張して来ず。
むしろ普段から食べているいちごジャムにさりげなく溶け込んで、美味しさを
下からググッと持ち上げている感じでした。
もっとバターみたいにグイグイ来るタイプかと思っていたらそこはさすがで
英国紳士よろしく、いちごジャムの華やかさを引き出すエスコート役に徹して
いるのでした。クロテッドクリームって他のどの乳製品の味にも似ていない
繊細な味なんですね。
紅茶との相性はもちろん最高!
やっとクロテッドクリームの味を堪能して満足なひとときでした。