茶飲みアリクイ雑記帳

美味しいお茶とお菓子、オオアリクイグッズ収集、カメラ嫌いな愛猫 … 身の丈に合った生活を楽しんでます。

雨の日

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昨日はしとしとと小雨の降り続く一日でした。

ウチのつくしくんは、こんな静かな小雨の日が大好き。

ずーっと窓辺で飽きもせず小雨に濡れた町の風景を見ていました。

こんな日はいつもよりよく遊ぶし、よく甘えるし、よく眠る。

私は逆に、小雨の降り続く日は頭痛と関節痛に体が軋む。

日頃おとなしいのに何でこんな日に限ってつくしくんは元気なの…,

ママ、あんたのテンションに付き合うのつらいよぅ……(泣

 

ひとしきり遊んでやった後、ミルクティーでホッとひと息。

猫は紅茶飲めないもんねー、だ。フッ… ( ̄ー ̄)ニヤリ

 

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うーん、部屋がどんよりと暗いので写真もちょっと暗いです……

フォートナム&メイソンの「ロイヤルブレンド」に例によって

トワイニングの「レディグレイ」を少しミックス。

ああ、良い香り。濃いめに淹れるの最高です。

 

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お茶の友は「みんな大好き」ロータスのカラメルビスケット(笑)

このお菓子が苦手っていう人、あんまりいないんじゃないでしょうか。

香ばしくて、ちょっと京都の八ッ橋と沖縄のちんすこうを足したみたいな味。

コーヒーにも紅茶にも緑茶にも牛乳にも合うような気がします。

シナモンのような香りはりんごジュースにもあうかな?

 

梅雨明け、まだかなぁ……

 

   

 

ファーストフラッシュ2020

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ルピシアの「ダージリン ファーストフラッシュ2020」を飲んでみました。

ダージリンには特に美味しい紅茶の収穫できる時期が年に三回ほどあり、

ファーストフラッシュ( 春摘み=3月~4月上旬)

セカンドフラッシュ(初夏摘み=5月初旬~6月下旬)

オータムナル(秋摘み=10~11月)

となっており、これらの美味しい茶葉が収穫できる時季を総称して

「クオリティシーズン」と呼びます。

これはファーストフラッシュなので春に摘まれたお茶の葉です。

 

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茶葉はこのような大きめの葉です。緑色が濃く、ところどころ黄緑色の葉も。

鼻を近づけるといかにも「新茶」らしい清々しい青い香りがします。

ダージリンは通年出回っている大手の会社の製品しか飲んだことがなく、

ファーストフラッシュを飲むのは初めて。ワクワクが止まりません(笑)

 

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ポットで2分半蒸らし、温めておいたカップに注ぎました。

この薄い水色も新茶であるファーストフラッシュの特徴です。淡い金色。

抽出後も若々しい青い香りが漂ってきます。

 

せっかくなので甘みはつけずそのまま頂きました。

香りが本当に素晴らしいです。

口にした瞬間ではなく、2~3秒ぐらい後に来る香りの広がりが実に鮮やかでした。

香りが口中から喉へ抜け、そして鼻腔にフワッと立ち上る……

そして、舌に残った後味の渋みのなんて心地良いこと!

よく「紅茶というより緑茶のような風味」と形容されますがその通りだと

頷きました。とても繊細な、美味しいお茶。

 疲れた心と身体にじんわりとしみ渡るようです。

 

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今回はお茶の友はナシで飲みましたが、このお茶にはクリームをたっぷり使った

洋菓子より、練り切りや水ようかん、麩まんじゅう等のちょっと上質で繊細な

和菓子が合うと思います。なんなら和三盆などにもよく合う気がします。

食事と一緒に飲む時も洋食よりは和食に合うような気がします。

中華にも合いそうな気もしますが、料理が大量の油や香辛料などでこってりした

ものなら繊細な味わいのお茶が負けてしまうのでやはり味として強さのある

烏龍茶系の方が良いということになりそうです。つまり、

 

だ・ん・ぜ・ん・「和」だと思います。

 

日頃緑茶党で紅茶はちょっと… という方にもおすすめできる紅茶です。

 

 

     

ごちそうさまでした

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 「彩果の宝石」を頂いたのでお茶にしました。

御存知ない方のために「彩果の宝石」をひとことで説明すると

「グミキャンディのようにジューシーな高級フルーツゼリー菓子」

になるでしょうか。果汁を贅沢に使って作られているので種類によっては

本物の果物を食べたような気分になれるものもあります。

果物の種類が何種類もあるのでどれから食べるか迷ってしまうぐらい。

ただ、ゼリー菓子なのでベタッと歯にくっつき、かなり甘いです。

もう少し甘さを控えめにして頂けるともっと美味しくなると思うんですが

難しいのかもしれませんね。

 

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今回頂いた「彩果の宝石」は15種類の果物のテイストが楽しめる箱入りの品。

その中から ラズベリー と レモン の2種類を選びました。

一個一個が小さいのでもう少したっぷり盛り付けると「映え」るんですが、

甘~~い のでとても一度に何個も食べられません。

公式サイトによるともっと凄いものだと28種類(!!)の果物の味が楽しめる

ものもあるようです。に、28種類!?凄すぎる!!

紅茶にも日本茶にもよく合うと思いますが、コーヒーや牛乳にはちょっと厳しい

かな。今の時期なら 炭酸水 や サイダー を飲みながら食べても美味しそうです。

どちらも冷たくして飲むものですが炭酸でゼリーも融けそうだし、相性が良い

ように思います。

個包装なのですが、冷蔵庫で保存しないとこの季節は表面が融けていることも…

画像奥側のラズベリーは融けていませんでしたが、手前のレモンはベタッとして

いるのがわかると思います。

 

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そんな彩果の宝石に合わせるお茶は何が良いのか。

夫は「アイスティーに合いそうだよね」と言い、私もそう思ったのですが

この歯にくっつく「ねっとり」を融かすならホットじゃないと厳しいだろうと

考えを変えました。もちろんミルクティーには合わないでしょうからストレート

で飲めるものを…… となるとやはりスリランカ紅茶でしょう。

ディルマの「ワッテ・バラエティパック」。

スリランカ(セイロン)を代表する4種類の銘柄茶のアソートになっています。

それぞれに「〇〇・ワッテ」という名がつけられており、

 

金色=  ラン・ワッテ(ヌワラエリア

赤色=  ウダ・ワッテ(ディンブラ)

ボルドー=メダ・ワッテ(キャンディ)

藍色=  ヤタ・ワッテ(ルフナ)

 

ああああ、名前が覚えきれなーーい!

 

普通にヌワラエリアとかディンブラって書いてくれた方がイメージが

湧きやすいと思うんですが。ランはいいけどウダとかメダとか紛らわしい~!

 

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さて、気を取り直してウダ・ワッテ(ディンブラ)を飲みます。

ちょうど世界地図の柄のランチョンマットがありましたのでスリランカ

隣に置いてみました。南に尖ったインドの 右下にある涙の雫のような形の

島がスリランカ、昔はセイロンと呼ばれていたワッテ・シリーズの故郷です。

 

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おお、三角錐ナイロンメッシュバッグですね。

ディルマの自信作 という感じです。意気込みが伝わってきます。

よく見て頂くとわかりますが中身の茶葉も CTC製法(※後述)で作った

丸い粒状に丸められたものではありません。

ティーバッグと言えばCTCが主流のこのご時世にリーフにこだわる姿勢、

私は応援したいです。

 

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ディンブラは以前から何度も飲んでいる銘柄ですが、飲む度にしみじみ

「ディンブラって優等生だよなぁ」と思います。

水色こそキャンディよりは赤く暗い感じですが香りが良いし、濃いめに淹れれば

ミルクティーにもなってくれる。

スリランカのお茶でミルクティーとなるとウバかルフナかなぁと思っていたんですが

ディンブラを濃く入れるとなかなか美味しいのが出来るんですよね~!

今日はお茶の友がフルーツゼリーなのでミルクティーにはしませんでしたが。

やっぱり香りが良くて美味しい。優等生な茶葉です!

優等生と言っても「ちびまる子ちゃん」で喩えると花輪くんや丸尾くんというより

長山くんみたいな(伝わるかなぁ?)物静かで温厚なイメージ。

 

最初は彩果の宝石にはアイスティーが合うかなと思っていたんですよ。

夫も「このお菓子ならアイスティーが合いそうだね」と言っていたほどで。

ただ、食べているとなにしろべっとり歯にくっつくんでスッキリさせるには

ホットしかないだろうなと(結果、正解でした)。

紅茶の熱でゼリーがスーッと融けていくので、期せずしてフルーツティーを飲んで

いるような楽しい気持ちになれました!これはぜひ試してほしいです!!

 

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さてさて、今年の4月に購入したディルマのお試しセットもこれで全種類を

味わってしまいました。最初はこんなに飲み切れるかしらと心配になりましたが

気が付けばもうあと少しで飲み切ります。

決して高級な紅茶とはいえないかもしれませんが、現在の主流であるCTC製法では

なく、あえて茶葉本来の持ち味を大事に作られているという意味で素晴らしいと

思いました。ガーデンフレッシュティーとワッテ・バラエティパック、

フレーバーのアップルとレモンは大好きなのでリピ買いするかもしれません。

 

ごちそうさまでした!

 

※ CTC製法

C=Crush(粉砕する)T=Tear(引き裂く)C=Curl(丸める)の略称で、

主にティーバッグ用に広く導入されているスピーディーな製法のことです。

これ対し手作業で作られている昔ながらの製法をオーソドックス製法と言います。

CTC製法で仕立てられた茶葉は小さな丸い粒状になっているため、比較的容易に

判別することが可能です。

インドでは現在 9割 もの紅茶がこのCTC製法で作られているそうで

アフリカでもケニアマラウイを中心に各地でCTC生産が主流となっています。

一方スリランカ(セイロン)では今もオーソドックス製法が主流で、

今回ご紹介したディルマのようにティーバッグの中にも粒状の丸い茶葉ではなく

リーフティーが入っているところがあります。

 

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ちなみに先日まで飲んでいたこのエディアールの「アッサムG.F.O.P」は

その名前の示す通り(ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコ)

オーソドックス製法の茶葉でした。

ということは残りの10%に入る珍しいものだったんだなーと驚いています!

美味しかったのも道理ですね!

 

 

皆さまお忙しい中、スクロールさせまくりで本当に申し訳ありませんでした。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

     

 

真っ赤な夏

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今年もこの ルビーのような赤色 の季節がやって参りました。

何を隠そうつい数年前までは夏中こればかり飲んでいたほどのお気に入り、

セレッシャルの「レッドジンガー」です。

ハイビスカスとローズヒップ、それにレモングラスオレンジピール……

飲みやすくて好きなハーブばかり ヽ(^◇^*)/!!

唯一苦手なミントが入っているけどここでは珍しく主張してこないんですよ。

そこも自分にはありがたくて好きです♥

(ミントはお菓子の香料としては好きなんですがハーブティーは苦手)

 

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ハイビスカス=疲労回復、利尿作用、夏バテ対策

ローズヒップ=美肌効果、別名「ビタミンCの爆弾」

レモングラス=消化促進、食欲増進

ペパーミント=消化促進、腹痛の緩和、胸やけの抑制

オレンジピール=鎮静効果

リコリス=利尿&緩下作用、関節痛緩和

レモンバーベナ=鎮静作用

 

 効能はこんな感じでしょうか。

 

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なおハーブティーに用いるハイビスカスはこの写真のようなよく見る観賞用の

園芸品種ではなくローゼル種という小さい花を咲かせる別の種類だそうです。

しかも花でも果実でもなく、落花後に萼片という部分が膨らんで果実のように

なったものをお茶にするのだとか。面白いですね~。

 

今回はこの鮮やかな色を楽しむために量もいつもより多めのアイスティー

しましたが、冷房で冷えすぎたときなどはホットで少量をちびちび飲みます。

いずれにしても夏には最適の飲み物だと思います。綺麗なその赤色も含めて。

 

 

ガーデンフレッシュ

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ディルマの「ガーデンフレッシュティー

これぞディルマを代表する味というべき王道のセイロン・ブレンドティー

これまでいろいろディルマの紅茶を飲んできましたが、なんだかんだ言って

自分はこのシンプルな味が一番好きかもしれません。本当に飽きないです。

ストレートで飲むことが多いけど、ミルクで飲んでも美味しい。

 

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 前にもちらっと書いたと思うのですが、パッケージのこの色使い…

どうしても「地味だなぁ…」「センスが古いなぁ…」と思ってしまうのです。

(箱の色は実際は深緑色に藍色を足した感じの色なのですが、画像編集しても

どうもうまく色が再現できませんでした)。

せっかく美味しいお茶なのに見た目で損をしている感が凄くあります。

 以前何気なく見ていた何かのテレビ番組で知ったのですが、かの KALDI がその昔

美味しいワインを海外から仕入れて売り出したところほとんど売れず、

思案の末、地味な印象のラベルを新しく日本日本向けにデザインし直してから

再び売り出して、大ヒットしたそうです。

それを見ていて素晴らしいアイディアだと思いました。

 

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我々日本人はお菓子を買う時も「缶が可愛くて再利用できそう」とか、

「箱がおしゃれでプレゼントに良さそう」とか、外見も重視する傾向が強い

気がするんですよね。

世界的にはディルマは結構メジャーで、航空会社やホテルでも採用されていると

いうほどの実力派なのに日本での知名度の低さときたら…… 

 

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お茶の友は無印良品「不揃い アップルとシナモンのケーキ」

無印のケーキは甘さが控えめでサイズ感もお茶の友にぴったりなものが多いので

助かります。これは半分に切って二人で食べるのにちょうどいいサイズ。

シナモンの量もちょうど良いし、アーモンドスライスがトッピングされている

のも好みです。美味しい。欲を言えばもう少ししっとりした生地だともっと

美味しかったかな~。食感が少々モソモソします。

 

さてさて、ディルマに関してはもうほとんど感想を書いてしまいました!

現在手もとに残っているのは「ワッテシリーズ」ひと箱のみです。

なので ディルマの紅茶に関して書くのはあと一回で終わり にしようと思います。