茶飲みアリクイ雑記帳

美味しいお茶とお菓子、オオアリクイグッズ収集、カメラ嫌いな愛猫 … 身の丈に合った生活を楽しんでます。

パウンドケーキ

f:id:sacodesu:20200706101551j:plain

先日ふと思い立って久しぶりにパウンドケーキを焼いてみました!

それこそ 10数年ぶりぐらい!?

というのも… 先代のオーブンレンジがどうもハズレだったらしく、買ってから

わずか1年半ぐらいでまずトースター機能が壊れ、そのうちオーブンとグリルも

熱の通りが不安定(同じレシピで作っても毎回出来栄えがえらく違う)になり…… 

とはいえ修理に出すのも面倒くさいし、レンジ機能は唯一正常に使える状態だった

ため「これは単機能の電子レンジ!」と割り切って使っていたのですが、

昨年ついにレンジとしても機能しなくなりまして。

買い替えたのを機にまたぼちぼちお菓子作ってみようかなーなんて思って

いたのです。

 

やっぱり楽しいですよね~、お菓子作り!

 

最初はベチャッとしていた生地が乾き、膨らみ、きつね色の焼き目がつき…

甘くて香ばしい匂いが鼻をくすぐって… 形になる達成感 がすごい。

幸せホルモン?が大量に分泌されているような、そんな実感がありました。

 

f:id:sacodesu:20200706102337j:plain

お茶はリッジウェイのダージリンをストレートで淹れました。

この茶葉についてはいろいろ思うところがありましたが、試行錯誤の結果、

心持ち薄めに淹れるぐらいがこの茶葉にはちょうど良いのだということに

最近気づきまして。

これも最近気づいたことなんですが、私は 緑茶は薄め が好きなんですが

紅茶に関しては少し濃いめ の方が美味しく感じるみたいです。

緑茶に関してはあまりにも薄~いお茶ばかり好んで飲むので昔母親に

「あんたのそれ、もうお茶じゃないよね。お湯に色がついただけ?」

と笑われていたほどですが、緑茶に関しては本当に今もそんな感じですね…

うーむ、なんでだろう?

 

f:id:sacodesu:20200706103104j:plain

やっぱり自分で作ったお菓子って「美味しさ補正」がかかる気がします(笑)

でも調子に乗って、

ブランクがあった割には結構うまく出来たわ~!

フッフッフ…… ( ̄▽ ̄) ~ ♪

なーんて自画自賛していたらカットに失敗。向かって左が薄く右は厚く……

ああ、やっぱり私は詰めが甘いわ。

 

f:id:sacodesu:20200706104856j:plain

楽しかったし、美味しかった~~ o(*^▽^*)o~♪

また気が向いたら何かお茶の友を作ってみようかなーと思います。

 

 

   

ロイヤルブレンド

f:id:sacodesu:20200702114436j:plain

ついにこれまで一度も飲んだことのなかったフォートナム&メイソンに手を出して

しまいました。何を躊躇してこれまで手を出さなかったかというと…

いわゆる意識の高い紅茶通の方々からやたら「美味しい」と絶賛されていること。

けれどもネットでの評価を見てみると「不味い」という声が少なくないことです。

 つまり……

 

ほぼ真っ二つに評価が割れている。

 

それでいろいろと迷っていたのですが、これはもう思い切って自分の舌で確かめる

しかないなと、比較的飲みやすそうな「ロイヤルブレンド」と「クイーン・アン」の

二種類を購入してみました。

有名な「スモーキーアールグレイ(※後述)」などはちょっと怖いもの飲みたさで

気になりはしたものの、やはり買う勇気が出ませんでした。

 

f:id:sacodesu:20200702120129j:plain

今回は ロイヤルブレンド の方を飲んでみました。

茶葉はこんな感じです。公式サイトに「お好みで3~5分」とあったので

4分蒸らしてからミルクティーにしました。

 

 (ゴクリ・・・)

 

あれ…… なんだろう。思っていたのと違う。

何度も口に含んで味を確かめる私。困ってしまうわ、コレ。

いまだかつて誰も書かなかった感想を書くことになりそうな気が…

 

…………

…………

………… 普通(ボソッ)

 

香りも味も拍子抜けするほど「普通」です。

  

f:id:sacodesu:20200702144858j:plain

これはもしや自分の舌がおかしくなったんじゃなかろうかと不安になり、

この後もう一度淹れ直してストレートで飲んでみた程に「普通」の味でした。

 でも、ストレートで飲んでみてもやっぱり「普通の味」としか……

 「ハチミツのような香味 」と謳われていますが、自分はそういうものは

感じませんでした。

 

やはり誇張表現だったのかなぁ……

  

↑↑↑↑↑ …と、先週ここまで書いていました ↑↑↑↑↑

 

 

 今日の午後、特に記事にするつもりもなくこの茶葉をアイスミルクティー

して飲もうと思い、いつもそうしているようにリッジウェイのアールグレイ

少量ミックスしてグビッとひと口飲みました。

御存知のようにアイスティーを作る時は氷が溶けてかさが増えることを想定し、

ホットで飲む時に沸かす熱湯の半量で通常量の茶葉を蒸らします。

つまりアイスティーのベースは ホットの2倍の濃さ になります。

そうして作ったアイスミルクティーが、どういうことなのかわかりませんが

驚くほど美味だったのです……!!

確かに はちみつ、そう、キャンブリックティーのような味わい でした。

 

まだ頭が混乱しています。

どういうことなんでしょう?何が起きた!?

 

かなり濃い目に抽出しないと茶葉の本来の良さが伝わらないということなのか、

それとも茶液と牛乳の比率や温度の問題なのか… …

ちなみに抽出時間はホットで飲んだ時と同じく4分です。使用した牛乳も同じ。

今回はアイスティーですがミルクを入れて飲むためクリームダウンの件は無視して

おります。他の茶葉ではホットとアイスでここまで味が変わってしまった経験が

なく、今、頭の中が「?????????」状態です。

 

f:id:sacodesu:20200702120808j:plain

もともと記事にする気がなかったため、アイスミルクティーの写真はありません。

どうもすみません。

 

f:id:sacodesu:20200702121032j:plain

お茶の友は東ハトオールレーズン」。

昔からあるロングセラー商品なので説明は野暮というものでしょう!

安くて美味しいし、どこでも手に入るのでよく買っています。大好き。

こうやってアップで撮ってみるとなんだか謎の高級感が出て、ちょっぴり

お高いお菓子に見えたりするのも好きです ♥

 

 

※フォートナム&メイソンのアールグレイ

 そもそもアールグレイとは茶葉そのものの名前ではなく、ベースとなる

紅茶葉はメーカーにより違っています。共通点は香りづけにベルガモットという

柑橘の香りをつけていることぐらいです。

多くのメーカーが現代人の嗜好に合わせ飲みやすい茶葉をベースに使用している

中で、フォートナム&メイソンでは「アールグレイクラシック」と

「スモーキーアールグレイ」というテイストの異なる二種類のアールグレイ

販売していて、後者は昔ながらのテイストを重視して作られているため、ベースの

茶葉にラプサンスーチョンという中国の茶葉を使用しているそうです。

このラプサンスーチョンという茶葉はかなり個性の強いヘビーな香りを持つ

銘柄茶です(思わず咳き込むようなスモーキーな香り)。

しかもアールグレイということはそこへさらにベルガモットの香りが加わる

訳で… その辺りで好き嫌いが真っ二つに分かれるのだとか。

 

かくいう私もその昔、ろくに茶葉の知識もないままラプサンスーチョンを

シングルで淹れて飲んで しまい地獄を見たことがあ(ry

… いえ、この話は今関係ないですね、やめときます(笑)

     

     

不思議な魅力

f:id:sacodesu:20200626140300j:plain

 改めてリプトンの「エクストラクオリティセイロン」通称=青缶をストレートで

飲んで(ああ、この渋みだよね…)とうなずいている私。

紅茶が苦手な人は理由を訊いてみると「だって紅茶って渋いもの」とおっしゃる。

けれどもそう答えた同じ人は、私の舌には苦すぎる濃いコーヒーを美味しそうに

飲んでいたりもする。味覚は本当に人それぞれで面白いといつも思います。

 

リプトンの青缶はスリランカの中でも最も標高の高い地域で栽培されている

ヌワラエリアという銘柄をベースにした紅茶として知られます。

言い慣れないと舌を噛んでしまいそうな名前ですよね、ヌワラエリア

私は以前その不思議な名前につられ、量り売りのお店でその茶葉を購入、

しばらくストレートで飲んでいたことがあります。

その時の感想が「初めて飲んだはずなのに、懐かしい味!」でした。

どこか日本茶にも通じる渋みがそう思わせたのか、草いきれのような香りが

子どもの頃に遊んだ原っぱを連想させたのか… とにかく懐かしい味。

ヌワラエリアはまさにそんなお茶です。香りが青く、若いのです。

そして、渋い(笑)

でも、この渋みはいつまでも残るような嫌な感じのものではありません。

あっという間に消えて、後味はスッキリ!

 

f:id:sacodesu:20200626142427j:plain

これは最近まで飲んでいたもの(左)と今飲んでいるもの(右)の比較です。

書いてあることはほとんど同じ(沸騰の騰の字がひらがなに変更になったり、

「茶(紅茶)」という表記が「紅茶」に変更されたぐらい)ですが、文字の色が

缶の色と似た色から黒になって見やすくなりました。

こんな風にもう何回リピートしたかも忘れるぐらい、なくなるとついついまた

買ってしまう。決して「一番美味しい紅茶」だとは思いませんが、少なくとも

私には「一番不思議な魅力を感じる紅茶」です。

 

ストレートで何か紅茶を飲もうという時に、まず浮かぶのはダージリン

次いでキャンディ、ディンブラ、ニルギリ… などになるのですが、気持ちが

ゆったりしていたり楽しい気分の時、私は一番まろやかで優しい味のキャンディを

よく飲みます。

でも、気持ちがどうしようもなく塞いで暗くなっていたり、逆に感情的になって

いたりするときは、なぜか青缶を飲みたくなります。

 

f:id:sacodesu:20200626143024j:plain
ひと口飲む度に「しっかりしなさい」とか「そういう考えは良くないよ」とか

お茶に叱られているような気持ちがするんですよね…

誰かが自分のことを思って言ってくれた厳しい言葉さえ、聞く耳持たず全部

撥ねつけてしまいたいような時にも、紅茶の渋みは 味覚 という「感覚」として

直接的に舌を刺激するから「ハッ」とさせられる。

どんなにたくさんの言葉も耳を塞いでしまえば届くことはない。

でも、一度口に流しこみ舌に乗った食べ物や飲み物の味がしないということは

まず、ない(コロナウイルス感染初期の自覚症状等は別として)。

感覚という、ある意味とても原始的なものを直接刺激されることがあれば、

人は本来の自分の姿を取り戻す、ような気がするんです。

そう「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」でしんちゃんの

パパ・野原ひろしが臭い靴下を嗅いで自分を取り戻したように(笑)

 

それに、なによりお茶は温かい。

 

まず渋みで「ハッ」と気づかされ、体が温まるにつれ「そうだね」と冷静さを

取り戻す。私にはそんなことが本当に何度かありました。

 

仕事や家事を頑張ったとき自分へのご褒美にちょっと高いスイーツを買う

というのはよくありますよね。逆バージョンもあっていいと思うんです。

良くない感情、マイナス思考にとらわれてしまって、なかなかそこから

抜け出せなくなっている時、もしかしたら青缶の渋味が本来の自分の姿に

気づかせてくれるかもしれません。

 

 

 

我家の住宅事情

f:id:sacodesu:20200625103943j:plain

娘に貰った新宿中村屋「厚切カステラ はちみつレモン」でお茶。

彼女がこんな風にスーッとお茶の友を差し入れしてくるということは

「紅茶、いつものやつね!」の無言の要求だったりもします(笑)

よろしい、いつもの 激甘濃厚ミルクティー 淹れて差上げましょう!

 

f:id:sacodesu:20200625104325j:plain

茶葉はいつもの「アッサムG.F.O.P」にリッジウェイの「アールグレイ」を

少しミックス。

今回でエディアールは終了。あの真っ赤なオシャレ缶ともお別れです。

 

はちみつレモンカステラ、冷やして食べたのですがとても美味しかったです ♪

さすが安定の新宿中村屋(でも「厚切」と謳われるほどは厚くない!)です。

夏は昔からあるポピュラーなカステラよりこういう爽やか風味のカステラの

方が美味しく感じますね~!

 

f:id:sacodesu:20200625105231j:plain

既にお気づきの方もいらっしゃると思いますが…

我が家は私の両親が35年ほど前に建てた家を、同居にあたって後付けで

二世帯住宅にリノベーションした家で、娘の部屋(結婚前は私の部屋だった)

以外は全部 和室 なんです。

そもそも家の台所が狭くダイニングセットが置けません。

すっごく面倒なんですが台所から都度料理を部屋に運び、折り畳みテーブルで

飲食しています。丸っきり「昭和」の生活なんです。

なるべく生活感を出したくないのでランチョンマット(シーツに非ず)を

多用したりしていますが、なんせ築35年も経っている我が家… 

なるべく写り込まぬように配慮して来たつもりなんですが、

経年の砂壁の汚さだけはどうにもなりません…(泣

 

紅茶というとイメージ的に

美しくお手入れされた四季折々の花が咲くお庭を

眺めながら…♥ とか

ケーキスタンドいっぱいに手作りのスコーンや

ケーキふんだんに盛り付けて…♥ とか

誰もが憧れると思うんですよね(もちろん私もです… はぁ… いいなぁ…)。

でもでも、田舎の古い日本家屋の我が家において、それはヒジョーに難しい…

っていうか、まず第一に似合わない。

 

なので、家では無理に背伸びしなくても、少しだけ奮発して一流ホテルの

ティールームやフランスのサロン・ド・テのような高級な紅茶専門店

たまの贅沢として楽しめばいいと思うんですよね。

というのも紅茶検定の勉強を始めた時に歴史を紐解いて知ったことですが、

紅茶文化とはそもそもが…

 

 17世紀半ばにポルトガルからはるばる英国のチャールズ二世のもとに嫁いできた

キャサリン・オブ・ブラガンザキャサリン妃)が嫁入り道具(?)に持参した

紅茶葉とお砂糖に端を発し、彼女に憧れた上流階級の女性たちの喫茶習慣に

(さらに)憧れた庶民のマネごとから広まったスノビズムの賜物 

 

だっただけに、私もその頃の庶民に倣ってささやかな日常を自分なりに彩って

いるというワケなんです…… な~んて、やっぱり言い訳ですね(笑)

 

あーあ、宝くじでドカンと億単位のお金でも当たらないかしらん!?