ついにこれまで一度も飲んだことのなかったフォートナム&メイソンに手を出して
しまいました。何を躊躇してこれまで手を出さなかったかというと…
いわゆる意識の高い紅茶通の方々からやたら「美味しい」と絶賛されていること。
けれどもネットでの評価を見てみると「不味い」という声が少なくないことです。
つまり……
ほぼ真っ二つに評価が割れている。
それでいろいろと迷っていたのですが、これはもう思い切って自分の舌で確かめる
しかないなと、比較的飲みやすそうな「ロイヤルブレンド」と「クイーン・アン」の
二種類を購入してみました。
有名な「スモーキーアールグレイ(※後述)」などはちょっと怖いもの飲みたさで
気になりはしたものの、やはり買う勇気が出ませんでした。
今回は ロイヤルブレンド の方を飲んでみました。
茶葉はこんな感じです。公式サイトに「お好みで3~5分」とあったので
4分蒸らしてからミルクティーにしました。
(ゴクリ・・・)
あれ…… なんだろう。思っていたのと違う。
何度も口に含んで味を確かめる私。困ってしまうわ、コレ。
いまだかつて誰も書かなかった感想を書くことになりそうな気が…
…………
…………
………… 普通(ボソッ)
香りも味も拍子抜けするほど「普通」です。
これはもしや自分の舌がおかしくなったんじゃなかろうかと不安になり、
この後もう一度淹れ直してストレートで飲んでみた程に「普通」の味でした。
でも、ストレートで飲んでみてもやっぱり「普通の味」としか……
「ハチミツのような香味 」と謳われていますが、自分はそういうものは
感じませんでした。
やはり誇張表現だったのかなぁ……
↑↑↑↑↑ …と、先週ここまで書いていました ↑↑↑↑↑
今日の午後、特に記事にするつもりもなくこの茶葉をアイスミルクティーに
して飲もうと思い、いつもそうしているようにリッジウェイのアールグレイを
少量ミックスしてグビッとひと口飲みました。
御存知のようにアイスティーを作る時は氷が溶けてかさが増えることを想定し、
ホットで飲む時に沸かす熱湯の半量で通常量の茶葉を蒸らします。
つまりアイスティーのベースは ホットの2倍の濃さ になります。
そうして作ったアイスミルクティーが、どういうことなのかわかりませんが
驚くほど美味だったのです……!!
確かに はちみつ、そう、キャンブリックティーのような味わい でした。
まだ頭が混乱しています。
どういうことなんでしょう?何が起きた!?
かなり濃い目に抽出しないと茶葉の本来の良さが伝わらないということなのか、
それとも茶液と牛乳の比率や温度の問題なのか… …
ちなみに抽出時間はホットで飲んだ時と同じく4分です。使用した牛乳も同じ。
今回はアイスティーですがミルクを入れて飲むためクリームダウンの件は無視して
おります。他の茶葉ではホットとアイスでここまで味が変わってしまった経験が
なく、今、頭の中が「?????????」状態です。
もともと記事にする気がなかったため、アイスミルクティーの写真はありません。
どうもすみません。
昔からあるロングセラー商品なので説明は野暮というものでしょう!
安くて美味しいし、どこでも手に入るのでよく買っています。大好き。
こうやってアップで撮ってみるとなんだか謎の高級感が出て、ちょっぴり
お高いお菓子に見えたりするのも好きです ♥
※フォートナム&メイソンのアールグレイ※
そもそも「アールグレイ」とは茶葉そのものの名前ではなく、ベースとなる
紅茶葉はメーカーにより違っています。共通点は香りづけにベルガモットという
柑橘の香りをつけていることぐらいです。
多くのメーカーが現代人の嗜好に合わせ飲みやすい茶葉をベースに使用している
中で、フォートナム&メイソンでは「アールグレイクラシック」と
「スモーキーアールグレイ」というテイストの異なる二種類のアールグレイを
販売していて、後者は昔ながらのテイストを重視して作られているため、ベースの
茶葉にラプサンスーチョンという中国の茶葉を使用しているそうです。
このラプサンスーチョンという茶葉はかなり個性の強いヘビーな香りを持つ
銘柄茶です(思わず咳き込むようなスモーキーな香り)。
しかもアールグレイということはそこへさらにベルガモットの香りが加わる
訳で… その辺りで好き嫌いが真っ二つに分かれるのだとか。
かくいう私もその昔、ろくに茶葉の知識もないままラプサンスーチョンを
シングルで淹れて飲んで しまい地獄を見たことがあ(ry
… いえ、この話は今関係ないですね、やめときます(笑)