茶飲みアリクイ雑記帳

美味しいお茶とお菓子、オオアリクイグッズ収集、カメラ嫌いな愛猫 … 身の丈に合った生活を楽しんでます。

「へべす」でアイスティー

いやぁぁ、暑いですねぇ~ 💦

この間スーパーの青果売り場を見て歩いていたら「へべす」なる柑橘類を見つけ

ました!「かぼす」でも「すだち」でも「ゆず」でもなく「へべす」。

(うーん、焼魚や唐揚げにかけたりして使うのかな…?)

そう思って傍に貼ってあった説明書きを見ると、想像通りの用途に加え、なんと

「紅茶に!」という頼もしいひとことが書き添えられているではありませんか!

もうこれは… 買って帰るしかないでしょう(笑)

 

「へべす」は宮崎県原産の柑橘類だそうです。

山で自生しているものを最初に発見、持ち帰って栽培した方のお名前を取って

平兵衛酢」という名がつき、それが短くなって「へべす」となったそうです。

皮が大変薄く種もほとんどない(私が切ったものには一つもありませんでした)

ので大量の果汁が取れるため重宝されているとか。

皮を剥かず果実そのままの香りを嗅いでみると、まだ出始めの時季の青いミカンの

香りによく似ています。これは期待できそう!

 

茶葉はアイスティーに強いロンドンティールーム「ニルギリ」を使いました。

ごくごく薄切りにしたへべす2枚を軽く絞って果汁を出し、あとは普通に熱湯で

2分ほど蒸らします。

そういえば以前ニルギリの扱いがどうもよくわからずに苦戦していたササコチ。

すっかりコツを覚えて来ました。今回は氷もロックアイスを使ったので完璧な

ものができそうです。

 

おおーー! これは美味しいーーー!!

果汁を淹れたため、水色は黄色みが強く出ています。レモンティーと同様です。

飲む前に飾りに載せた輪切りの皮の部分を飲み口に少し擦って香りを付けます。

柑橘類の果汁は意外とそれだけだと香りが弱いので、どうしても「皮」の香りを

足してやらないといけなくなります。

レモンやオレンジなど防カビ剤が気になって神経質になってしまうのですが、

へべすは国産ですし皮も薄いので、特に気にすることもないかと思います。

 

さっぱりした酸味で、皮から拡散する爽やかな香りがとても良いです!

最近のミカンは出始めの青みの強いものでも十分な甘みがあって、子どもの頃に

運動会や遠足で食べた、顔のパーツがキューッと中心に引っ張られるような強烈な

酸っぱさとは違ってちょっと寂しくなっていたのですが、この「へべす」なら、

昔の青いミカンに近い風味が堪能できるので同世代の方にはおススメします。

炭酸やサイダーで仕立ててもきっと美味しいと思いますよ。

食べきれなかった分は、はちみつに浸けておいてもいいかも。