秋も深まりそろそろ冬の足音が聞こえて来そうなこの頃です。
さて、今さらなんですが、昨年(2020年)のシーズンに購入していた
ハイクオリティな「茶園」のダージリンを飲んでみたいと思います。
どちらもえいこく屋さんのサイトで購入しました。
左=サングマ茶園
「FIRST FLUSH SUNGMA DJ-03」
右=キャッスルトン茶園
「SECOND FLUSH CASTELTON T.E DJ101/20 FTGFOP1 MUSCATEL」
どちらも紅茶検定の公式テキストに掲載されている有名な茶園のもので、
それなりにお小遣いが泣きました (;´・ω・)💦
なんで一年も記事にしなかったかというと…
「もったいなくて飲めなかった…」
という庶民的かつヘタレな理由がまず一つ(笑)
次に「日本茶に興味を持つようになり紅茶を飲む頻度が落ちた」とのが一つ。
まあ、そちらについては先日なんとか日本茶検定2級にも合格したことですし、
今後はまた少しずつ紅茶寄りに舵を切り直して行こうかなぁ、とは思っています。
一度に書くと長くなってしまうので前後編に分け、今回は緑色の箱の方の
ファーストフラッシュを飲んだ感想を書きます。
サングマ茶園「 DJ-03(2020年)」の茶葉はこんな感じです。
ファーストフラッシュなので黒というよりはやや青みがかった深緑色です。
ところどころ黄緑色もチラホラ。
鼻を近づけて嗅いでみると雨上がりの野原のような清々しい香りがします。
ちなみに「DJ-××」というのはダージリンの茶園がシーズンごとの紅茶を
ロット単位で管理するための番号のことで「DJ-1」とあれば初摘み(貴重!)に
なります。茶園にしっかりと管理された高品質のお茶の証ともいえるものですね。
ちなみにこれは「03」が当てられているのでかなり若いロットです。
…… ところで皆さん「茶葉」という漢字をどう読まれていますか?
これ、TVのCMの影響で「ちゃば」と読む方が多いようなのですが、
正しくは「ちゃよう」と読むんです(日本茶検定公式テキストより)。
これ、ためしにPCから「ちゃよう」と打って変換しようとすると…
なんと!正しい読み方なのに変換候補にありません!
ではCMの影響で間違って浸透した「ちゃば」と打って変換してみすると…
読み方は間違っているのに一発で変換される!
日本語として正しい読み方のほうが変換されないなんて悲しいですね。
などと言っているうちに蒸らし時間が終了しました。
今回パッケージに何分蒸らすという表示がなかったので、大きめの葉ということで
4分ほど蒸らしてみました。
水色(すいしょく)はこんな感じです。
ファーストフラッシュなので淡く透明感のある優しい色みです。
今回はファーストフラッシュなので、例によって甘みはつけずに…
飲んでみると、口の中から鼻腔にふわ~っと花のような香りが立ち上ります。
青さを感じるけれどどこか甘くて癒される香りで、パッケージの説明文には
「ジャスミンのようなフラワリーな香り」とありました。
残念ながら生花のジャスミンの花の香りを知らない私の感想は……
自分の知っている花だと 百合の花の匂い に少し似ていると思いました。
百合の花の香りは好き嫌いが分かれると思いますが、私は嫌いではないので
とても美味しかったです。
味はすっきりしていて少し渋みを感じますが、ヌワラエリヤの渋みと同じく
すぐに消えて行くものなのでいつまでも口の中に渋みが残ることはありません。
むしろ、残り香が心地よく幸せな気持ちになれます。
有名茶園のお茶はお値段が張ります(こちらの茶葉は50gで2500円)が、
それでもブランド物のバッグや靴を買うよりはずっとずっとお安い贅沢だと
思います。自分へのご褒美に贅沢な一杯を楽しむのも時には良いものでは
ないでしょうか。