大型連休＆緊急事態宣言の自粛で夫がずーーっと家にいるので、よくぶつかる。
年齢もひとつしか違わないから、どっちも退かない。
主にギャンギャンわめくのは私ひとりで、夫は一見冷静を装いながらも
隙をみてはツルっと小ズルく論旨をすり替えたり、そもそもの発端からして
「お前の言い方が悪いから俺が勘違いしたんだ。勘違いさせるような言い方を
したお前の方が悪いんだよ！」
とか、やたらとなんでも私のせいにしようとする。
私は一時睡眠障害（入眠障害）で通院していたほど、子どもの頃から
めちゃくちゃ寝つきが悪い。夫はそれを知っていながらまるで狙い
すましたかのように就寝直前の遅い時間に私の神経を逆撫でするような
ことを言う悪い癖がある。
元々寝つきが悪い私にあえてそういうことをする意地の悪さがあるのだ。
いや、もう悔しくて悔しくて、既に隣で高らかにいびきをかいているその
大きな口の中にタバスコでもポタポタ落としてやろうかしら、と思う。
もちろんやらないけど～～（*￣ｍ￣）
そんな日は決まって真夜中（季節によっては早朝）4時過ぎる頃まで
眠れなくなる。下手したらそのまま一睡もできずに朝になっていることも。
とはいえ自粛自粛でイライラが募っているせいか、今日は珍しく朝の早い
時間からガッツリとケンカだった。
毎度お得意の論旨のすり替え、すべてが私のせいであったかのような
小学生並みに幼稚な決めつけに、クラクラと頭痛がした。
あと、確かに今日は暑かったけれど異常なほど
大量に汗をかいた。これはよろしくない兆候だ。
私にはどれも軽度だけれどいくつか持病がある。中でも面倒くさいのが
幸い経過が良好で担当の先生にももう何年も前から
「薬は飲まないで定期的な採血検査だけで良いよ」と言われているので
副作用（自分の場合は喉に物がつかえた感じと体のあちこちが攣る）に苦しむ
ことはなくなった。
定期的に採血検査を受け、TRAｂだとかTSHだとか、そういった数値の
様子を見ている状態だ。薬を飲んでいないというと寛解状態と思われるかも
しれないが違う。これらの数値がなっっかなか安定して正常な値に戻って
くれないから厄介なのだ。
たとえばTRAｂというのが基準値2.0未満のところ私はだいぶ下がってきた
今でさえまだ7.1もある。そういう数値が全部基準値になってはじめて
「寛解」になるのだ。その時期が3年ぐらいで訪れる人もいれば10年経っても
訪れない人もいる。人によってはもっともっと長くかかることもあるという。
しかもこの病気「寛解」はあっても「完治」はない。そもそも病というより
体質みたいなものなので一度発症したら一生付き合う類のものだ。
一方の緑内障も目薬等で進行を遅くすることはできるが、進行性の病気だ。
つまり「患者自身の頑張りでは治せない」ものばかりに懐かれているのである。
で、その甲状腺の病気についてだが、これが原因不明と来ている。
ただ、最近の研究によればストレスが大きく関係しているのでは
なかろうかと言われているそうだ。
あー、きっとそれだわーー（笑）
バセドウ病になると大量に汗をかく。発症したばかりの頃はこれが本当に
酷かった。真夏でもないのにほんの15分ほど上り坂を歩いただけで髪の
毛先からボタボタと汗がしたたり落ちて服にシミを作ったりする。
ここ数年、状態が安定するにつれ汗の量も減ってきていたのに！
もしかしたら、夫とのそういった些細なぶつかりあいが少しずつ
積もり積もって、知らず知らずにストレスを生んでいて、せっかく
良好だった病状がまた悪化し始めているのでは…… と思い当たったのだ。
（あーあ、もう本当イヤ！ 早く連休なんて終わらないかなー！）
と思いながらも、ふと考え付いたことがある。
言霊（ことだま）の力とやらをもらってみようじゃないか、と。
今日一日の嫌だったこと、つらかったこと、怒りや悲しみ……
それらマイナスなできごとを思い出して眠れないなんて、自分だけ損して
いるんじゃないかと思ったのだ。
だって散々何もかも私のせいにして、ツルッと論旨まですり替えて、
夫は私が悔しくてすすり泣きながら眠れずにいるすぐ隣で、いつだって
罪の意識のカケラもなくゴーゴーと高いびきで熟睡してやがるんだから。
だから今夜から腹が立って怒りで眠れない夜には語尾に
「楽しかったなぁ～～！」とつけて頭の中で
叫んでみようと思ったのだ。もちろん大ウソなんだけど。むしろぶっちゃけ
「クソ腹立ったなぁ～っ(;`皿´)！」
って気持ちしかないんだけど、そこを引きずると怒りにとらわれて眠れなく
なって自分だけが損してしまう。だからあえて満面の笑顔を作って
「楽しんだ」ふりをするのだ。嫌なことがある度にこれをやってみるのは
どうだろうか？
「今日も夫が自分の失敗をぜ～～んぶ
私のせいにした！楽しかったなぁ～！」
寝るまで待てそうにないので今、脳内でそう叫んでみましたワ。
一面の黄色いお花畑の真ん中にひとり立っている自分を想像しましたワ。
二度ほど大きく深呼吸をした後、両腕を広げてはち切れんばかりに楽しそうな
笑顔で叫んでいる己の姿を想像してみましたワ。
…… フフ、ちょっと面白かった（笑）
「病は気から」なんて昔からよくいわれますが、実際持病を抱えて
おられる方にとっては自粛生活のストレスが体調に悪い影響を及ぼす
ことが少なからずあるだろうと思います。
実際に口に出して言わなくても脳内で飛び切りの笑顔を作って
「楽しかった」って叫んでみるのも悪くないですよ。
