「彩果の宝石」を頂いたのでお茶にしました。
御存知ない方のために「彩果の宝石」をひとことで説明すると
「グミキャンディのようにジューシーな高級フルーツゼリー菓子」
になるでしょうか。果汁を贅沢に使って作られているので種類によっては
本物の果物を食べたような気分になれるものもあります。
果物の種類が何種類もあるのでどれから食べるか迷ってしまうぐらい。
ただ、ゼリー菓子なのでベタッと歯にくっつき、かなり甘いです。
もう少し甘さを控えめにして頂けるともっと美味しくなると思うんですが
難しいのかもしれませんね。
今回頂いた「彩果の宝石」は15種類の果物のテイストが楽しめる箱入りの品。
その中から ラズベリー と レモン の2種類を選びました。
一個一個が小さいのでもう少したっぷり盛り付けると「映え」るんですが、
甘~~い のでとても一度に何個も食べられません。
公式サイトによるともっと凄いものだと28種類(!!)の果物の味が楽しめる
ものもあるようです。に、28種類!?凄すぎる!!
紅茶にも日本茶にもよく合うと思いますが、コーヒーや牛乳にはちょっと厳しい
かな。今の時期なら 炭酸水 や サイダー を飲みながら食べても美味しそうです。
どちらも冷たくして飲むものですが炭酸でゼリーも融けそうだし、相性が良い
ように思います。
個包装なのですが、冷蔵庫で保存しないとこの季節は表面が融けていることも…
画像奥側のラズベリーは融けていませんでしたが、手前のレモンはベタッとして
いるのがわかると思います。
そんな彩果の宝石に合わせるお茶は何が良いのか。
夫は「アイスティーに合いそうだよね」と言い、私もそう思ったのですが
この歯にくっつく「ねっとり」を融かすならホットじゃないと厳しいだろうと
考えを変えました。もちろんミルクティーには合わないでしょうからストレート
で飲めるものを…… となるとやはりスリランカ紅茶でしょう。
ディルマの「ワッテ・バラエティパック」。
スリランカ(セイロン)を代表する4種類の銘柄茶のアソートになっています。
それぞれに「〇〇・ワッテ」という名がつけられており、
金色= ラン・ワッテ(ヌワラエリア)
赤色= ウダ・ワッテ(ディンブラ)
ボルドー=メダ・ワッテ(キャンディ)
藍色= ヤタ・ワッテ(ルフナ)
ああああ、名前が覚えきれなーーい!
普通にヌワラエリアとかディンブラって書いてくれた方がイメージが
湧きやすいと思うんですが。ランはいいけどウダとかメダとか紛らわしい~!
さて、気を取り直してウダ・ワッテ(ディンブラ)を飲みます。
ちょうど世界地図の柄のランチョンマットがありましたのでスリランカの
隣に置いてみました。南に尖ったインドの 右下にある涙の雫のような形の
島がスリランカ、昔はセイロンと呼ばれていたワッテ・シリーズの故郷です。
おお、三角錐ナイロンメッシュバッグですね。
ディルマの自信作 という感じです。意気込みが伝わってきます。
よく見て頂くとわかりますが中身の茶葉も CTC製法(※後述)で作った
丸い粒状に丸められたものではありません。
ティーバッグと言えばCTCが主流のこのご時世にリーフにこだわる姿勢、
私は応援したいです。
ディンブラは以前から何度も飲んでいる銘柄ですが、飲む度にしみじみ
「ディンブラって優等生だよなぁ」と思います。
水色こそキャンディよりは赤く暗い感じですが香りが良いし、濃いめに淹れれば
ミルクティーにもなってくれる。
スリランカのお茶でミルクティーとなるとウバかルフナかなぁと思っていたんですが
ディンブラを濃く入れるとなかなか美味しいのが出来るんですよね~!
今日はお茶の友がフルーツゼリーなのでミルクティーにはしませんでしたが。
やっぱり香りが良くて美味しい。優等生な茶葉です!
優等生と言っても「ちびまる子ちゃん」で喩えると花輪くんや丸尾くんというより
長山くんみたいな(伝わるかなぁ?)物静かで温厚なイメージ。
最初は彩果の宝石にはアイスティーが合うかなと思っていたんですよ。
夫も「このお菓子ならアイスティーが合いそうだね」と言っていたほどで。
ただ、食べているとなにしろべっとり歯にくっつくんでスッキリさせるには
ホットしかないだろうなと(結果、正解でした)。
紅茶の熱でゼリーがスーッと融けていくので、期せずしてフルーツティーを飲んで
いるような楽しい気持ちになれました!これはぜひ試してほしいです!!
さてさて、今年の4月に購入したディルマのお試しセットもこれで全種類を
味わってしまいました。最初はこんなに飲み切れるかしらと心配になりましたが
気が付けばもうあと少しで飲み切ります。
決して高級な紅茶とはいえないかもしれませんが、現在の主流であるCTC製法では
なく、あえて茶葉本来の持ち味を大事に作られているという意味で素晴らしいと
思いました。ガーデンフレッシュティーとワッテ・バラエティパック、
フレーバーのアップルとレモンは大好きなのでリピ買いするかもしれません。
ごちそうさまでした!
※ CTC製法
C=Crush(粉砕する)T=Tear(引き裂く)C=Curl(丸める)の略称で、
主にティーバッグ用に広く導入されているスピーディーな製法のことです。
これ対し手作業で作られている昔ながらの製法をオーソドックス製法と言います。
CTC製法で仕立てられた茶葉は小さな丸い粒状になっているため、比較的容易に
判別することが可能です。
インドでは現在 9割 もの紅茶がこのCTC製法で作られているそうで
アフリカでもケニアやマラウイを中心に各地でCTC生産が主流となっています。
一方スリランカ(セイロン)では今もオーソドックス製法が主流で、
今回ご紹介したディルマのようにティーバッグの中にも粒状の丸い茶葉ではなく
リーフティーが入っているところがあります。
ちなみに先日まで飲んでいたこのエディアールの「アッサムG.F.O.P」は
その名前の示す通り(ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコ)
オーソドックス製法の茶葉でした。
ということは残りの10%に入る珍しいものだったんだなーと驚いています!
美味しかったのも道理ですね!
皆さまお忙しい中、スクロールさせまくりで本当に申し訳ありませんでした。
最後まで読んでくださってありがとうございました。